志免鉱業所竪坑櫓 現存するのは世界に三つだけ 東洋一の先進的・巨大ワインディングタワー

 

おすすめ度 ☆☆

ベストシーズン 通年

福岡市天神駅から車での所要時間 約30分

福岡市博多駅から車での所要時間 約25分

 

料金 無料

 

福岡県志免町の総合福祉施設「シーメイト」近くをドライブしていると、突如、頭デッカチの廃墟のような建造物が視界に入ってきます。

 

高い建物なので遠くからでもよく見えます。また、強烈なインパクトがある形なので、近くを通ったら必ず興味をそそられるはずです。

<アクセス>

福岡県糟屋郡志免町志免495−3

TEL 092-935-7100 (志免町教育委員会)

駐車場 あり(シーメイト駐車場)

この建物を目にした時、なぜか宮﨑駿の名作アニメ映画『天空の城ラピュタ』が頭をよぎりました。

 

ラピュタを最後に観てから何年も経っているので、そのときは理由がよくわからなかったけど、ぼんやり覚えていたロボット兵 (古代兵器 ラムダ) と色合いや形状がなんとなく似ているからだろうか、と思いました。

 

少し調べてみると、話の舞台が炭鉱町で、主人公のパズーが空からおりてくるシータを助けるのが竪坑櫓の上だったことがわかりました。映画に出てくる竪坑櫓は鉄製の骨組みなので、志免町のものとは見かけがかなり違うけど、同じ炭鉱町なので、何となく似た雰囲気を感じます。

竪坑櫓のまわりには、地下に入っていくための「坑口」がいくつかあります。

説明によると、傾斜角30度で地中に延びていて、延長距離は929.1mだそうです。(現在は閉じられています)

入り口の大きさは、高さ3.15m、幅4.5m。

 

トロッコを使って硬(ボタ、石炭を掘り上げたときに出た土)や資材、人を運んでいたそうです。

これも坑口の1つで、ベルトコンベアーで石炭を運ぶものだったそうです。

残念ながら、竪坑櫓の周りにはフェンスがめぐらされていて、近寄ることは出来ません。

 

建物をよく見ると、コンクリートの表面が剥がれ落ちているところもあります。

 

長い年月で劣化がすすんでいるようです。

志免鉱業所竪坑櫓(たてこうやぐら) は、1943年 (昭和18年) 5月10日に竣工しています。

 

大きさは、高さ47.6m、長辺15.3m、短辺12.3m

 

竪坑櫓とは、坑員を地下深くまで下ろし、そこで掘り出された石炭を地上に運ぶ巨大エレベーターの役割を果たすための建造物です。この建物の形をワインディングタワー (塔櫓巻型) というそうです。

 

建物の真下に掘られた縦穴 (竪坑) は深さ430mで、人や石炭などを上げ下ろしするための巻上機は1,000馬力だったそうです。

 

第二次世界大戦当時、大量に、そして安定して石炭を生産する必要があったため、東洋一と言われる竪坑櫓がここに建設されました。戦後も石炭を生産し続け、1957年(昭和32年)には、21万トン以上も採掘したそうです。

 

1964年 (昭和39年) に志免炭鉱が閉山し、竪坑も役割を終えました。

 

現存するワインディングタワーは、世界的にもベルギーのブレニー、中国の撫順と志免の3つだけだそうです。

 

現在は志免町のシンボルとなっています。

 

2007年 (平成19年) 経済産業省より「地域活性化に役立つ近代化産業遺産」に認定

2009年 (平成21年) 文部科学省より重要文化財に指定

竪坑櫓の近くには、子供たちの遊び場「なかよしパーク」やグラウンド、ウォーキングロードなどがあります。

竪坑櫓は意外に複雑な形をしているので、見る角度によってシルエットが少しずつ違います。

<ドライブプラン>

プラン1:

10:00 福岡市天神駅 出発 (10:05 福岡市博多駅 出発)

→  10:30 - 11:00 志免鉱業所竪坑櫓

→  11:25 - 12:05 南蔵院 釈迦涅槃像

(途中、50分程度 昼食)

→ 13:25 - 14:05 呑山観音寺

→ 14:35 - 15:15 篠栗九大の森(蒲田池)

→ 15:50 - 16:10 米山展望台

→ 16:25 - 17:25 茶房 わらび野   

→ 18:10 福岡市天神駅 (18:05 福岡市博多駅)